行動経済学を学ぶ理由を教えてもらいました
実は2013年からUX DAYS TOKYOというUXカンファレンスを主催されているWDEという会社に月2回ほど出向して作業のお手伝いなどを行っています。
本日出向の帰り際にWDE代表の菊池さんから行動経済学を学ぶ理由についての話を聞くことができ、とてもためになったので、ブログに書いてみることにしました。
UX DAYS TOKYOではUX TIMESというブログの運営を行われていて、UX DAYSのスタッフの方が各自自分で調べたUXや行動経済学に関する用語や法則について記事を出されています。
私自身、定期的に用語の記事をチェックするようにしてはいるものの、なぜUXや行動経済学に関する用語や法則について学ぶ必要があるのかということが実はイマイチわかっていませんでした。
本日代表の菊池さんからなぜ用語を学ぶ必要があるのか教えてもらい、私が理解した(と思っている)ことは下記の通りです。
- 何十年も前に(そして最近も)心理学者の人が調べて判明していることがたくさんある。
- ABテストを行って数字が上がったというのは心理学の法則にたまたまマッチしたやり方ができていたためだったりする。
- 行動経済学など用語集にあるような内容を学べば、そんなの(ABテストをするまでもなく)当たり前と思うようになる。
- 学ぶことで、ボタンが大きいとどうしてコンバージョンが上がるのかなど、サイト上の要素について説明できるようになる。
- GoogleやFacebookなどはそういったことを理解している人が作っている。
- 海外では大学1年生ですべて学ぶような基礎の内容で、それを知らなければ応用などやれない。
- 行動経済学のワークショップの講師の方と話をしていると、当たり前にそういった話が出てくる。
WDEでは以前から用語を学ぶことを大切にされていらっしゃる印象で、お話を聞いて、ようやく少し用語を学ぶことの大切さを理解できてきたような気がしています。
日本では私も含めこういったことをしっかり学んでいる制作者もまだ少ないのではないでしょうか?
勘や何となくではなく、理論に基づいたデザインができるようになることはとても重要です。より効果の高いWebサイト制作のためにも引き続き学んでいければと思いました。