「How Google Works 私たちの働き方とマネジメント」を読みました
非常に面白く、参考になる情報がたくさんありました。
現代に働くさまざまな方、会社経営者の方など多くの方におすすめしたい本でした。
組織のあり方や、Googleのサービスにおける姿勢などが前半書かれていますが、ちょうど今サービスデザインの勉強をしていることもあり、個人的には後半の「イノベーション」の項が非常に参考になりました。
物事を10倍スケールで考えること、プラットフォームの世界のこと、新しいビジネスは「ユニークな技術的アイデア」にもとづいているべきであるということ、一つの経済の時代から次の時代へ移り変わるときのビジネスについて。どれも非常に参考になることばかりでした。
私が今の仕事を始めた頃はまだGoogleという会社の存在も知らず、検索はポータルサイトで行なっていました。2001年頃からGoogleを使うようになり、今ではGoogleのサービスを使わない日はありません。
この短い期間に世界のトップとなった会社のことを知れることはとても有益に思います。
今後自分に取り入れたいことはたくさんあるのですが、YESについてがわりと印象に残っています。
悪い組織にいると新しいアイデアにはNOと言うことが多くなるらしく、リスクが少ないが結果がわかるものに対してのみYESと言うようになるそうです。
Googleマップは世界中を撮影しています。
もし過去にそのアイデアを聞かされたら、私も「そんなことできるはずがない」と思ったことでしょう。イノベーション・サービスデザインを学ぶ私はNOではなくYESの姿勢を学んでいかねばと思いました。
「どの産業あるいは分野を見ても、浮かんでくるのは明るい未来だ。」
日本にいると、少子高齢化、財源問題などで未来を悲観する投稿などをインターネット上でもよく見かけますが、これまで解決できなかった問題が解決される未来がやってくるのだ、と思って、これから明るい未来に向けて働いていかねばと思いました。